何歳なんだと言われても

　年齢詐称疑惑が未だに晴れない私です。実際問題私は本当に高校に通っているし、来年は受験生となる。

　年齢詐称疑惑が晴れない主な要因として「「これは普通その年では知らないだろう」というものを知っている」というものが上げられると思う。そりゃ高2がミニスカポリスなどを知っていればおかしいし、年齢ももっと上だと思うだろう。

　これはひとえに「勉強の賜物」と言える。もっというと「育ってきた環境が違う」のだ。好き嫌いは否めない。

　私は母と物凄く仲がいい。今日も一緒にCocosでディナーを楽しんだほどだ。幼少期からこんな感じだった。そんな母はお笑いや音楽、とにかく芸能と呼ばれるジャンルがとても好きな人だ。二丁目劇場が未だあったころ、ダウンタウンの追っかけをしていたそうだ。筋金入りである。

　私が小さく、しまじろうばっかり見てたような年頃から母は自分が見たいからという理由でめちゃイケを見ていた。テレビは一台しか無いし母とテレビが見たかったのでめちゃイケを見ていた。ハッキリと山さんが相撲取りにボコボコにされてるのを見て笑っていた記憶がある。気が付けば母と並ぶほどのお笑い好きになっていた。

　そしてそんなテレビ好きな二人はもちろんたまにある「開局○周年記念！過去の映像蔵出し」みたいな番組を見る。そこで古き良き最高の番組を初めて知るのだ。ただ、そこで終わらないのが幼少の頃からめちゃイケやワンナイなどで英才教育を受けたキミタンである。

　すぐに母に頼んでビデオをレンタルした。ひょうきん族やごっつええ感じ、内村プロデュースに至るまで見漁った。

　気付けば古き良きバラエティーを求めるようになっていた。知識が溢れるようになっていた。

　母は歌番組も好きだ。昔は歌手になりたかったらしい。筋金入りである。

　もちろん音楽番組を二人で見る。歌う。踊る。そうこうしているうちに知らないバンドや知らない歌手が出てくる。母の世代に売れたスターが出てくる。

　ものまね番組を見ていても、どうしても知らない人のものまねをしている人が出てくる。そして繰り返し聞くうちに覚えてしまうのだ。

　私がロマンスの神様をフルで歌えるのは広瀬香美のものまねが世に溢れていたりヒットチャート特集に乗ったりするせいだ。

　つまり私が二周目のような芸能知識を誇るのは、一周目を折り返した母の知識を受け継いでいるからというわけだ。

　これにて釈明会見を終わりとさせていただきます。

あんたオシャレのなんなのさ

　世の中には様々な尺度がある。高い低い大きい小さい多い少ないなんかは毎日使う尺度だろう。私は面白いつまらないという尺度で測られたい。

　そんな尺度だらけの世の中、一つ分からない尺度がある。オシャレとダサいだ。こればっかりは本当に分からない。MENSAの試験の方がまだ分かるわ。どうせ数字に含まれる○の数が答えだから6は1だろ。

　もちろんこんなことを文に記しちゃう人なんてのはダサい側の人間なのだ。友達からは「パジャマ来てきたん？」とか「あとグラサンかけたらお前コナン小さくした奴らくらい黒ばっかりやぞ。」とか「それデカめのトランクスやろ？」とか「無印良品の回しもんかというくらいに無地」などと言われたい放題の人間だ。ちなみにユニクロ製なのでユニクロの回し者だ。ウルトラライトダウンジャケットは最強。

　そんなダサダサの私からしてみればオシャレさんのオシャレさ等は到底理解できない。

　Supremeが激アツなのは知ってるのだが何がどうオシャレだというのか。定番の柄といえば白地に赤い長方形をプリントし、その赤い長方形の上にまた白でSupremeと書いてあるだけのドシンプルな奴ではないか。

　オシャレなのか？それは。もちろん無地よりかはオシャレ度が高いのは分かるが、それに何万も払うか？それ、「Supremeだからオシャレなんだよ！！」という考えで着てない？だとしたら思考回路はダサダサではないか。ブランドだからオシャレというのは完全に脳の活動が停止している。提供する意思があるのなら臓器ドナーになった方がいい。

　しかもSupremeがオシャレ扱いされてるせいで、ノートのcampusと同じくらい廉価版の偽物が出回っている。日本人はある程度綴りが一緒なら買っちゃう生き物なのだろう。

　夏に友達と天神祭に行った。夜空には花火。道路には人々。道端には屋台。川辺には恋人。そんな祭りに行った。

　もう高校生だ。ある程度のオシャレをしてくることは分かっていた。遅刻した友達は一見Supremeを着ているように見えたが、よーーーく見ると「sparking」だった。彼はドラゴンボールと業務提携でもしているのだろうか？それでもSupremeに似ているだけでオシャレさん扱いされていたのは事実であった。

　もう一度問いたい。Supreme、そんなにオシャレか？ブランドを着てイイ気になってるだけではないか？たっかい金を払ったことでしまむらユーザーの俺をバカにしたいだけではないのか？

　そんなモヤモヤを抱きながら、オシャレに恋い焦がれている。いっそ無地ブームでもファッション誌が仕掛けてくれれば、世のJKたちはバカなんだから乗っかって瞬く間にこのシーズンのトレンドになるのに。

　今度AneCan辺りに無地ブームの話でも持ちかけてみるか。と思ったら2016に休刊していた。きっとダサさの原因はそういう世の流行り廃りに気付けていないからだ。AneCanの最期のメッセージを受け取れた気がした。

トゲの鎧を脱ごうとすれども呪いの装備

　当初の私は、まぁ端的に言って尖っていた。もっと正確にいうと尖り散らしていた。厳密にいうと尖っていたかった。面白こそ正義であり、それ以外は悪。俺のワードセンスこそ絶対かつ最強。そう思い込んでいたかった。

　はっきり言ってその時の自分は弱かった。パブリックイメージとしてはむしろストイックに笑いを求め、強さに満ち溢れているように見えていたかもしれないが実際はそうではなかった。尖る事でめちゃくちゃスベっても「俺は尖ってる。分からないこいつらなんて知らない。面白は万人受けを目指してはいけない。」と逃げ道を作りたかった。

　また、他の人の放送でも尖りを見せたかった。悪口や批判を見知らぬリスナーに撃ちまくった。暴れん坊だった。多分面白くない人が許せない上、他人を怒ることでよりストイックな気分に浸っていたのだ。

　そんなことを続けていたある日気付いた。「これはダサい」と。本当に面白くなるにはそんな逃げや見栄なんて捨てなくてはならないと。しかしもう遅かった。尖ることを日常としていたせいで優しくすることなんてもう出来なくなっていた。

　これじゃダメだと分かっているのに気付けばまた尖りを見せようとしていた。もはや義務のようにのしかかっていた。誰からも求められていない義務を果たし続けていた。

　そんな時、とにかくやらかした。多分突き進む事も出来た。でももう疲れていた。もちろんほとぼりを冷ましたかったのもあるだろう。でももう疲れていた。情けなく甲斐性もなく面白くもセンスも強さもない自分に気付いていたから。

　のうあいもいつからか収録前には動悸がした。収録してる時は純粋にお喋りが楽しかったが、すぐにまた不安が襲った。ウケてる実感など微塵も無かった。いつやめてもよかった。迷惑をかける終わり方をしたのは良くないが実際あのままの状態で続けられていたとは思えない。

　休んでる間に復帰に向けてこの呪いのトゲの鎧を脱ぐことを決意した。触れるもの皆寄せ付けず、自らもその鎧の重さに耐えかねているのに呪われていて脱げないそんな鎧を無理矢理でも外したかった。

　結果的にいうと外しきれないまま面白くなりたい欲望が先走って戻ってきてしまった。今もなお呪いは解けていない。多分神父がいなきゃ解けない物なので鎧とは一生付き合っていくのだろう。

　でもトゲだけでも外したかった。外れなかった。

　今私は必死にトゲを丸めようとヤスリにかけている。まだヤスれていないトゲもあるため、前のように吠えたりけなしたりすることもあると思う。

　しかしいつかは確実に全てのトゲをまるっこくして、コートとかをかけやすい出っぱりレベルにしてやるのだ。

　あの頃の逃げ道ばかりを作っていた私とはもうおさらばだ。自分に自信を持つことは大事だが、その自信やプライドを言い訳に悪口をいう事もヤメだ。

　今、あのときよりも面白くなくなっているかもしれない。尖りが好きだった人も、もしかしたらいたかもしれない。

　それでも私は今、あのときよりも楽しめている。これからも頑張るぞ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

何を思ったかは存知ぬが勇者

一人でお出かけするのが好きだ。友達や家族とお出かけするのも、もちろん好きなのだが誰のことも気にせずにブラブラ勝手気ままに行動できるしアホみたいなメニューの頼み方をしても一人占めだ。グンバツのごっくんボディーのチャンネーをガン見しまくっても誰にも引かれる事はない。太ももに風穴が空くほど見続けてもだ。

もちろん未成年であるからして移動はもっぱら自転車だ。歩行者からも運転手からも嫌われる魔の乗り物でお出かけだ。運動も兼ねられるし、バイクのように風も感じられるし、少しのよそ見ならスピードもそこまで出ないので安全だ。自転車は乗る側のみのメリットだけで作られている。ウィンカーも無いのにカーブを曲がるなんて気遣いのかけらもない乗り物だもの。

最近また自転車でお出かけした。近場のゲームショップをスルーし最寄り駅もスルーし2.5kmほど漕いだ先にある大きめで綺麗めの中古ゲームショップに行くために。ゲームが好きだがゲーム業界にはびた一文も金を落としたくないドケチが集まることでお馴染みの中古ゲームショップに行くために。　

機嫌もよくお日柄もよかったのでクソ寒いのに川沿いを通った。釣りをする人や河川敷特有の広さではしゃぐ人や楽器の練習をする人やその川を繋ぐ橋の下に住む人が堤防の上から見下ろせた。何の気なしにその人たちを見ていると、やけに肌色が多い人が見えた。

そいつは対岸にいたのでいまいちよく見えなかったが恐らく小3のお子さまである。そもそも小3のお子さまが一人で川沿いにいることが少し異質っちゃ異質なのだが、何よりそいつは下半身むき出しである。いかんせん他の人からは離れたところにいる上、子供という事もあってお咎めこそ無いがなかなかに上級者である。大人なら初犯のみ執行猶予がつくかつかないかレベルである。

何より先程も言った通りこの時期である。しかも時間帯的には夕方の日が落ちかけている時だ。寒いことこの上ない。それなのに堤防の上どころか川辺にいるのだ。フルチンで。もう、ゲームショップなんかはどうでもよく彼の動向のみが気になって凝視した。見ると、びっっちゃびちゃのズボンが傍らに置いてあった。日の射す方向にずらしていたので恐らく干しているのだと推測した。そして彼はパンツを川で洗っていた。

もうお気付きだろう。私の通った川の近くにトイレなどは無い。きっと彼は漏らしたのだ。しかも大きな方を。入念に洗っていたことからかなりの物が漏れたのだと思う。

ひとえに彼は勇者だと思った。これはあくまで推理のため何を思って彼は下を脱ぎ衣類を洗っているのかは知らない。もしかしたら普通に川に落ちたのかも知れない。ただ何にせよ、もし自分なら母に怒られる事を覚悟で急いで帰って風呂に入るか、漏らしたのが本当だった場合は近くのコンビニに走るだろう。しかし彼は洗うことを選んだ。この季節の川で。勇者以外の何者でもないではないか。何を思って洗ったのかは分かり得ないが勇者であることに変わりはない。彼に最大の敬意を払い、また私は自転車を進めた。

もしもこの世界に暗雲が立ち込め、闇に包まれたとしても彼のような勇者がいれば安泰だ。きったねぇけど。

裏のアカウントの女の子

たいそうなタイトルをつけてはいるが中身は皆さんが知らないであろうジャンル、裏垢女子についてのレポートである事を最初に明記しておく。これはキミタンが性癖と非モテをこじらせた結果あらぬ方向から芽が生えてしまった後の悲しき記録なのだ。

ひとえに裏垢女子といえども大きく分けても3パターンに分類できる。この場合業者というのはカウントせず、ちゃんと中の人が活動している裏垢女子に限る。

1つ目は小遣い稼ぎパターンだ。一番多く見受けられるパターンであり、金の巻き上げ方も十人十色である。とはいえもちろん商品はピンクなものなのだが。

2つ目は承認欲求パターンだ。これもかなり多くいる。体を見せることで自己の存在を思いしるというリスカ女の発展系である。

そして最後。マジの変態過ぎて無償でばらまく淫乱女だ。これはほんの一握りといってもかまわない。しかし本当に実在しており内容もハードだ。

それぞれを詳しく説明していきたいと思う。まず1つ目の小遣い稼ぎパターンだが、動画販売が主戦場といってもいいだろう。アマゾンギフト1500円で無修正オナニー動画上げますなんてのが相場といったところだろうか。そして買ってもらうためサンプルをTwitterで一般公開している。というかとにかく金さえ出せば基本なんだってしてくれるのがこの世界の女の子である。顔出しオナニーや名前呼びオナニーも横行している。もちろん本番行為もだ。こうなってくると払う側も払う側でかなり頭がおかしい。私はサンプルで抜くが。

２つ目は承認欲求パターンである。例にも出したようにリスカのような使い方で裏垢を運営するため、かなりツイートはダークである。ムラムラしたときのテンションで画像をばらまき、落ち着いたあとでひどく泣きじゃくるのだ。裏垢でさえなければこんな女の子見たことあるのではないだろうか。また、単純に出会いを求めるパターンも所属しており裏垢スタートで付き合ったり結婚したりというのもこのご時世アリよりのアリってわけである。

そして3つ目。ガチ変態パターン。これは本当に訳がわからない。金を払わずともDMMくらいの尺で動画公開をしている。Twitterには載せきらないためドロップボックスを使うなど筋金入りの人も実際少なくはない。さらには、SMの調教の一環として行為を上げさせられるメス豚や夫婦性活を赤裸々に投稿し見られることで興奮するダメ夫婦もおり、このパターンに所属する人々は皆クレイジー甚だしい。あっけらかんとご陽気に出るわ出るわの陰部臀部胸部。男芸人より脱いでいる。

こうした3パターンに分類され、そのなかでも細かくジャンルが分かれる裏垢女子を皆様もご覧になってはいかがだろうか。ちなみに私は別垢で裏垢女子をフォローするアカウントを作ったら凍結されてこっちの本垢にも影響が出た。フォローするのだけはやめた方がいい。

思考ゴミ箱

脳内に「思考ゴミ箱」を置いている。思考ゴミ箱というのは、ツイートやブログ、トークテーマにするにも及ばないカスみたいな思いつきをちゃんと捨てておく場所のことである。

今積もり積もった思考ゴミの一番上にある、要するに一番新しい思考ゴミは「円周率を覚えることで誕生日を人に伝えるときに○桁目から○桁目の数列だよ。という遠回しな教え方ができるなぁ。」である。どうだ、思考ゴミというにふさわしいだろう。この箸にも棒にもという感じ。しかし使えない故にいとおしく、忘れるにはもったいなくてゴミ箱に貯めてしまう。

先程の思考ゴミの少し下にある少し古い思考ゴミは「円周率全部覚えたという人がいた。割りきれたのだろうか。」という物だ。これに関しては先ほどよりも救いようが無い気がする。円周率が好きすぎるし、何よりあんまり全部覚えた！って言い張る人なんていないだろう。どうしたんだ少し前の俺。

このままではあまりにも思考ゴミ箱がゴミ過ぎる。資源ゴミは無いのかと漁ってみる事にした。

「合掌コンクールで真面目にやらない無神論者を叱る女子」「慌てん坊忘れん坊、え段+る系の動詞であれば、坊をつけることができそう。ならば助けん坊や剥けん坊があるということになる。」「剥けん坊は下ネタ。」「何にも出来ないけどここまで生きてきたなぁ。何にも出来てないのに。」「人はなぜ生まれ、なぜ死に、なぜいつもとは違うポケットに鍵をいれてしまい、なぜ何秒か焦ってしまうのか」「ニコニコ動画の新たなサービス、ニコニコ版画」「特技かぁ。ないんだよなぁ。特技…。」「ランデブーってなに？」「色んなマニアがいるんだもん俺を好きになってくれる人もいるよ。」

燃えるといえば燃えるし燃えないといえば燃えない。資源にはならない。粗大ではない。そんな思考ゴミを漁っても結局何にもならなかった。ゴミ箱に入れ直している間にあらたな思考ゴミが増えた。

「漁るってスゴいイヤなイメージのある言葉なのに、漁という字が使われてるのは漁師差別だ！」「俺はこの先何者になるんだろうか。のけ者なのかなぁ。」

まとめてゴミ箱に捨てた。そしたらパンパンになってしまった。剥けん坊は忘れる事にしよう。永久に思い返すことの無いように。

やるにはやるけど意味を問おうか

我が高校の家庭科にて宿題が配布された。なんでも「家の冷蔵庫の中のもん、余分なのあるだろ。そいつら捨てて捨てたもんメモれ。」との事である。

言いたかないけどこちとらズボラ一家、祖父母ズボラに育てられた父母ズボラが子ズボラを育てているのである。そらもう出るわ出るわ期限切れの品々。期限3年切れの選手も現れ大パニックの嵐。そしてそれを無慈悲にもメモり高校に提出する俺。

宿題だからやるよ？やるけどさ、やる意味とはなんだろう。食品ロスを減らすための意識作りという建前はあるものの、やり方に悪意無い？こういうのって女芸人のお宅突撃訪問的なバラエティーのワンコーナーで田村淳とか千原ジュニアとか雨上がり決死隊とかが嬉々としてイジるもんじゃない？

この宿題を配布する際に、家庭科の女教師ですら「こんな宿題我が子が持ってきたらスゴいイヤですけどね！」と言ってた。

ダメじゃない？それは最早ダメに分類されるタイプの宿題じゃない？

ていうか賞味または消費期限って大概西暦で書かれてるのに、メモ欄には平成何年で記さなくてはいけないのは何故？

そんな思いを抱えながら20品目リストアップして捨ててやった。冷蔵庫がスッキリした。快適な冷蔵庫ライフが送れそうだ。

ん？もしかしてこれが「やる意味」か…ありがとう家庭科…。